素敵なひととき

ごみ屋敷を購入しよう

古くなって使いづらくなったものまで、何とか使い続けようとする。 しかし、ただ惰性で使い続けることが正しいとも思っていない。
数年前、洗濯物干し用のピンチハンガーが、いくらなんでもボロボロになった。 樹脂性のそのハンガーは、ピンチが何箇所もとれ、チェーンも切れてしまったものを、針金や何やらで補修して、どうにか使っていたのだ。

使えることは使えるのだが、見た目も悪く、私は洗濯物を干すたびにうんざりしていた。 ある日ついに決心がついて、そのハンガーと別れることにした。
以前から目をつけていたステンレス製の「ピンチやチェーンがからまない」が売りの、ちょっと高価なピンチハンガーを購入した。 銀色の、美しいデザインのものだ。
その日から、洗濯物干しが楽しくなったこと!イヤだなあ、もっと早く買い替えればよかった!結論。 目新しい道具が、家事のモチベーシヨンを上げるとは限らないけれど、毎日使う道具は、少しでも使いやすい、美しいものを選ぼう。
大好きになれる道具は、それを使うこと自体、大きな楽しみになるからだ。 「まだ使えるけど使っていない」モノたち「モノが捨てられなくて困っている」という話をよく聞く。
たしかに、暮らしの中には、品質もよく、どこも傷んでいない、しかしちっとも使われないモノがたくさんある。 それを捨てられないのは、生理的にも環境論のうえからも、よくわかる。
ホント、捨てることってタイヘンだ。 だけど、捨てられないことで、生活空間が圧迫されたり、暮らしがゴチャゴチャして困っているのなら、ちょっぴり考え方を変えみてはどうだろうか。
食品に表示されている、「消費期限」と「賞味期限」という言葉を、モノにも適用するのだ。 消費期限とは、生菓子類や弁当、肉類に表示きれている「必ずこの期限までに消費する必要のある日付」のこと。
これに対し、賞味期限とは「その期限内に食べれば、その食品の品質は十分保たれているもっともおいしく食べられる期限」のことだ。 モノにおける消費期限とは、そのモノが、きちんと性能を発揮し、暮らしに役立つに足りる期限である。
コンサートのチケットであれば、その興行日まで。 懸賞の応募券なら、その締め切り日まで。
電池や電球の類なら、それが使えなくなるまで。 それを超えたものを持ち続けるのは、消費期限オーバーであり、ナンセンスだ。


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